波の日
4月21日。
その日はいつもに比べ少し暑かった。僕は電車に乗って表参道に向かった。家からは程遠くない場所。渋谷GYREの3F。
落合陽一氏の個展
を見に行った。
開始2日目の朝イチで乗り込んだので人は多くなかった。もちろん人が少ないことを狙って行った。アート作品は人に邪魔されずゆっくり見たい。
写真を撮ったので、こちらにおいておこうと思う。
感想はというと「よくわからないけどスゲエ」というものと「よくわからないけど、やっぱり分からん」という物があった。
やはり一貫してるのは物がマジで存在するということだ。物体が浮く、液状の膜が輝く、本物と見分けがつかない疑似的な生体。現実そのものにテクノロジーで干渉していくのが落合氏の特徴だと思うが、それは「こういうことか」と体感できた。とても良かった。
ちなみに片隅で落合陽一氏本人が作業をされていた。邪魔するのも悪いと思い声はかけなかった。
そしてその足で、すみだ北斎美術館へとはしごした。葛飾北斎も良かった。はじめて北斎をちゃんと見たが、湾曲するパースペクティブと無限にも感じる遠景の描写が印象的だった。鑑賞後は作品集を買って帰宅した。
思えばこの日は多くの波の表現を見ていた気がする。
波の日だった。
【追記】
↓後日見つけた素晴らしい解説&インタビュー記事↓
2D GAME LIST
2Dアクションゲームにはある種の童心へ回帰する快楽がある。
…と思う。
現在僕がやっているのはPS4のオーディンスフィア レイブスラシルだ。このゲームは絵が非常に精細で美しい。デザインも良い。まるで絵本のページをめくっていくような感覚になる。
戦闘も流麗で、少しデフォルメされたような頭身のキャラクターが躍動する。
正直、じっくり楽しもうと思って難易度をエキスパート(最高難易度)で始めてしまって時間ばかりかかっている(困っている)。
ハイスペックなゲーム機が登場して以来ゲームは立体物をひたすら追求しているような世界で、2Dというものが少なくなったように思えた。しかしここ数年は3Dというものがやり尽くされた感じもあって、揺り戻しなのかは分からないが、調べてみると2Dのゲームがなかなかに多い。3Dゲームの開発費の高騰も影響している気がするが。
そんなわけでGWの休日にベットの中でゴロゴロしながらスマホで調べまくった面白そうな2Dゲームをここに記載する。
※最後に紹介するものを除いて全てPS4でプレイ可能
目次
salt and sanctuary
ダークソウルシリーズに影響を受けて作ったらしいダークファンタジーな世界観の横スクロールアクションゲーム。
動画を再生すると重たい斬撃と撒き散る血飛沫が見れる。ダークで殺伐とした世界観でとてもよろしい。金曜の夜に仕事で溜めたストレスを晴らすがごとくプレイしたい。しかし死にゲー(すぐ死ぬ&難しい)なので逆にストレスフルかもしれない。
↓詳しく語った他サイト様の記事↓
夫婦と猫二匹が生み出した『Salt and Sanctuary』は、高難易度アクションRPGの入門に適した傑作 – もぐらゲームス
Child of Light
横スクロールとシンボルエンカウント(敵に触れると画面が切り替わり戦闘が始まる)で戦闘はコマンド選択式。という珍しい組み合わせ。
見ての通り海外風のおとぎ話的ビジュアルとピアノやバイオリンを使ったBGMが素敵だ。
↓詳しく語った他サイト様の記事↓
Child of Light クリア後レビュー。セールで買ったけどコストパフォーマンス良すぎな噂通りの良作
UNRAVEL
PVを見るとひたすらエモーションをかきたてられる横スクロールアクションゲーム。
光に満ちた世界を毛玉(!)が一生懸命走ってるだけでかなりエモい。音楽でいうとworld's end girlfriendやMONOのような空気感。
自信の体の毛糸を飛ばしたり、結だりして進んでいくゲームのようだが、わりと難しいらしい。
↓詳しく語った他サイト様の記事↓
毛糸を駆使して過去を紐解く異色作「UNRAVEL」。見た目のかわいさとは裏腹に,コアゲーマーでもしっかり楽しめる良質なパズル&アクションだ - 4Gamer.net
LIMBO
limbo
【名】
- 《カトリック》辺獄◆洗礼を受けずに(原罪のままで)死んだが、地獄には行かない人がとどまると考えられた場所。◆【参考】limbo of the fathers ; limbo of infants◆Limboとも表記される。
- 忘却のかなた[ふち]、忘れ去られた状態
- 中間の場所[状態]
- 〈古〉拘束、監禁、刑務所
タイトルの意味を調べてみるとなにやら不穏だ。
影絵のようなモノクロなビジュアルが特徴の横スクロールアクションゲーム。どうやら死にゲーらしく、虫に殺されたり、溺れたり、トラップにひかかって絶命と意外と悲惨な描写も多い。この少年を操り、孤独を感じながらプレイしたいゲーム。
ワンダーボーイ ドラゴンの罠
どうやらこちらは1989年にセガから発売されたゲーム『モンスター ワールドII ドラゴンの罠』のリメイク版らしい。カートゥーン風のアニメーションが特徴的。
見たところかなりポップな印象で、キャラクターがひょこひょこと走る様子がまた可愛い。原作のグラフィック(ドット絵)にも切り替えられるという、徹底ぶりがすごい。このタイトルを復活させたいという執念のようなものが感じられる。
Iconoclasts
美しいドット絵でレトロ感あふれる2Dアクションゲーム。ヨアキム・サンドバーグという方がなんと個人で7年(!)という年月を費やし、完成させたらしい。メトロイドヴァニア系のインディーズゲーム。
テラリアなんかもそうだがドットを使ったゲームは2018年においてかなりインパクトがある。
↓詳しく語った他サイト様の記事↓
たった1人で7年かけて開発した2Dドット絵アクション「Iconoclasts」がPC/MAC/PS4/PS Vita向けに1月23日にリリース - 4Gamer.net
Cuphead
最後。PS4にはないし日本語化もされてないゲームだが、メモ代わりに記載。モノクロ時代のディズニーアニメを彷彿させるゲーム。
Chad、Jared兄弟が建設作業員をしながら地下でこつこつ作り上げたゲームらしい。あえて高難易度に作ったゲームらしく、マゾゲーと他の記事で書かれていた。しかし魅力的なゲームなのでいつかプレイしたい。
END
というわけで僕の興味をもとに2Dゲーム群を並べ立てたわけだが価格も安いし、ゲームボリュームも大きすぎないものも多いので、気軽に買える。それと2Dゲームは作者のこだわりやフェチ、執着の類が色濃く出ている(と思う)ので尖ったものが多く、探していてとても楽しかった。
次にプレイするのはたぶんsalt and sanctuaryかUNRAVELだろうか。