Experimental

限りなくメモ帳に近い何か

台風、多摩川、引っ越し

20101129 - Lack of Vision

 台風がきた。それもデカイやつ。ハギビスとかいう名前がついていて、日本列島に到達するまえは、カテゴリ5以上だと騒がれていた。日本に上陸するころにはだいぶ勢力が弱まり、カテゴリ3まで落ちていた。しかし台風自体がでかくて降雨量がすごい。家から一番近い方である多摩川は満杯になり、川から海への排水が追い付かない。あとになってみると多摩川含めて、いくつかの河川で決壊があったようだ。カテゴリ5のまま上陸したらどうなっていたのだろうか。想像するだけでおそろしい。

 去年の話になるが、僕は引っ越しをした。多摩川沿いの安アパートから、比較的川から離れた某所へ。今回の台風で僕の以前住んでいたところは冠水したようだった。近場にあった教習所は半分水に浸かっていたらしい。そう友人から目撃情報をきいた。台風が来た日は何事もなく家で過ごしていたが、もし引っ越していなかったとしら、家が浸水し泥に塗れ、自分はどこかの避難所に避難していただろう。被害にあった方には申し訳ないが、引っ越したことで偶然免れた。引っ越して助かった。

 ここ数年、台風が大型化し、降雨量が増大している。もう毎年どこかで洪水が見られる。家を選ぶときは、これからは災害を考慮しなくてはいけない。洪水、地滑り、原発の有無などなど。インフラの管理状態などもできる限り見といた方が良い。これからは人口が減り続け、インフラの維持も難しくなるだろう。

 嫌な時代だ。日本は高度経済成長から一転して、転落し続けている。政治、経済、文化、はどれも後退の一途を辿っている。あらゆるものは基本的には世代が入れ替わらない限り、変化はしないだろう。

 久しぶりにブログを書いた。ただの日記だが、たまに書くと楽しいな。

 それでは。