波の日
4月21日。
その日はいつもに比べ少し暑かった。僕は電車に乗って表参道に向かった。家からは程遠くない場所。渋谷GYREの3F。
落合陽一氏の個展
を見に行った。
開始2日目の朝イチで乗り込んだので人は多くなかった。もちろん人が少ないことを狙って行った。アート作品は人に邪魔されずゆっくり見たい。
写真を撮ったので、こちらにおいておこうと思う。
感想はというと「よくわからないけどスゲエ」というものと「よくわからないけど、やっぱり分からん」という物があった。
やはり一貫してるのは物がマジで存在するということだ。物体が浮く、液状の膜が輝く、本物と見分けがつかない疑似的な生体。現実そのものにテクノロジーで干渉していくのが落合氏の特徴だと思うが、それは「こういうことか」と体感できた。とても良かった。
ちなみに片隅で落合陽一氏本人が作業をされていた。邪魔するのも悪いと思い声はかけなかった。
そしてその足で、すみだ北斎美術館へとはしごした。葛飾北斎も良かった。はじめて北斎をちゃんと見たが、湾曲するパースペクティブと無限にも感じる遠景の描写が印象的だった。鑑賞後は作品集を買って帰宅した。
思えばこの日は多くの波の表現を見ていた気がする。
波の日だった。
【追記】
↓後日見つけた素晴らしい解説&インタビュー記事↓