Experimental

限りなくメモ帳に近い何か

With sound

live

 今日、友人のライブを見に行った。出演者の彼や彼女らを見るのはもう何度目だろうか。年に1度くらいしか見る機会はないが、3,4回は見た気がする。

 だんだん彼、彼女らは、どんな曲を作り、どんな歌い方をして、どんなクセ(楽器の演奏や発声において)があるのかが分かるようになった。

 以前見た時より、ある人はピアノのリズム感がよくなり、ある人はMCがうまくなり、ある人はとある音域の発生が良くなっていた。

 本人たちは気付いているだろうか。人はゆるやかに変わっていく。

 見ていて楽しかった。

 なんとなく自分が音楽というものに対しての理解が深まっている気がする。僕自身、ギターという楽器をはじめて既に10年以上は経過している。そしてここにきてやっと、ギターという楽器のことや音楽のことが分かり始めてきた感覚がある。そしておそらく長大に広がる深淵に一歩踏み出した程度だという感覚もある。楽しい。理解できることが楽しい。そして音に対する自分なりの理想(あるべき姿)もなんとなく思い浮かぶ。

 やはり人のライブを見ると感化される。自分も頑張ろうと思える。そして現状に対する悔しさも出てくる。

 音楽は大変だけど、その大変さが良いのだろう。

 2020.02.27 LIVE at shimokitazawa