Experimental

限りなくメモ帳に近い何か

2D GAME LIST

Broken TV [Edited]

 

 2Dアクションゲームにはある種の童心へ回帰する快楽がある。

 …と思う。

 

 現在僕がやっているのはPS4オーディンスフィア レイブスラシルだ。このゲームは絵が非常に精細で美しい。デザインも良い。まるで絵本のページをめくっていくような感覚になる。

 戦闘も流麗で、少しデフォルメされたような頭身のキャラクターが躍動する。

 正直、じっくり楽しもうと思って難易度をエキスパート(最高難易度)で始めてしまって時間ばかりかかっている(困っている)。

 ハイスペックなゲーム機が登場して以来ゲームは立体物をひたすら追求しているような世界で、2Dというものが少なくなったように思えた。しかしここ数年は3Dというものがやり尽くされた感じもあって、揺り戻しなのかは分からないが、調べてみると2Dのゲームがなかなかに多い。3Dゲームの開発費の高騰も影響している気がするが。

 そんなわけでGWの休日にベットの中でゴロゴロしながらスマホで調べまくった面白そうな2Dゲームをここに記載する。

※最後に紹介するものを除いて全てPS4でプレイ可能

 

目次

 

salt and sanctuary

 ダークソウルシリーズに影響を受けて作ったらしいダークファンタジーな世界観の横スクロールアクションゲーム。

 動画を再生すると重たい斬撃と撒き散る血飛沫が見れる。ダークで殺伐とした世界観でとてもよろしい。金曜の夜に仕事で溜めたストレスを晴らすがごとくプレイしたい。しかし死にゲー(すぐ死ぬ&難しい)なので逆にストレスフルかもしれない。

 

↓詳しく語った他サイト様の記事↓

夫婦と猫二匹が生み出した『Salt and Sanctuary』は、高難易度アクションRPGの入門に適した傑作 – もぐらゲームス

 

Child of Light

横スクロールとシンボルエンカウント(敵に触れると画面が切り替わり戦闘が始まる)で戦闘はコマンド選択式。という珍しい組み合わせ。

見ての通り海外風のおとぎ話的ビジュアルとピアノやバイオリンを使ったBGMが素敵だ。

 

↓詳しく語った他サイト様の記事↓ 

Child of Light クリア後レビュー。セールで買ったけどコストパフォーマンス良すぎな噂通りの良作

 

UNRAVEL

 PVを見るとひたすらエモーションをかきたてられる横スクロールアクションゲーム。

 光に満ちた世界を毛玉(!)が一生懸命走ってるだけでかなりエモい。音楽でいうとworld's end girlfriendやMONOのような空気感。

 自信の体の毛糸を飛ばしたり、結だりして進んでいくゲームのようだが、わりと難しいらしい。

 

↓詳しく語った他サイト様の記事↓ 

毛糸を駆使して過去を紐解く異色作「UNRAVEL」。見た目のかわいさとは裏腹に,コアゲーマーでもしっかり楽しめる良質なパズル&アクションだ - 4Gamer.net

 

LIMBO

limbo

【名】
  1. カトリック》辺獄◆洗礼を受けずに(原罪のままで)死んだが、地獄には行かない人がとどまると考えられた場所。◆【参考】limbo of the fathers ; limbo of infants◆Limboとも表記される。
  2. 忘却のかなた[ふち]、忘れ去られた状態
  3. 中間の場所[状態]
  4. 〈古〉拘束、監禁、刑務所

 タイトルの意味を調べてみるとなにやら不穏だ。

 影絵のようなモノクロなビジュアルが特徴の横スクロールアクションゲーム。どうやら死にゲーらしく、虫に殺されたり、溺れたり、トラップにひかかって絶命と意外と悲惨な描写も多い。この少年を操り、孤独を感じながらプレイしたいゲーム。

 

ワンダーボーイ ドラゴンの罠

 どうやらこちらは1989年にセガから発売されたゲーム『モンスター ワールドII ドラゴンの罠』のリメイク版らしい。カートゥーン風のアニメーションが特徴的。

 見たところかなりポップな印象で、キャラクターがひょこひょこと走る様子がまた可愛い。原作のグラフィック(ドット絵)にも切り替えられるという、徹底ぶりがすごい。このタイトルを復活させたいという執念のようなものが感じられる。

 

Iconoclasts

 美しいドット絵でレトロ感あふれる2Dアクションゲーム。ヨアキム・サンドバーグという方がなんと個人で7年(!)という年月を費やし、完成させたらしい。メトロイドヴァニア系のインディーズゲーム。

 テラリアなんかもそうだがドットを使ったゲームは2018年においてかなりインパクトがある。

 

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たった1人で7年かけて開発した2Dドット絵アクション「Iconoclasts」がPC/MAC/PS4/PS Vita向けに1月23日にリリース - 4Gamer.net

 

Cuphead

 最後。PS4にはないし日本語化もされてないゲームだが、メモ代わりに記載。モノクロ時代のディズニーアニメを彷彿させるゲーム。

 Chad、Jared兄弟が建設作業員をしながら地下でこつこつ作り上げたゲームらしい。あえて高難易度に作ったゲームらしく、マゾゲーと他の記事で書かれていた。しかし魅力的なゲームなのでいつかプレイしたい。

 

END

 というわけで僕の興味をもとに2Dゲーム群を並べ立てたわけだが価格も安いし、ゲームボリュームも大きすぎないものも多いので、気軽に買える。それと2Dゲームは作者のこだわりやフェチ、執着の類が色濃く出ている(と思う)ので尖ったものが多く、探していてとても楽しかった。

 次にプレイするのはたぶんsalt and sanctuaryかUNRAVELだろうか。

PERSPECTIVE

 

Distant

――18:00

 仕事が終わり、俺は下北沢に足を向けた。友人がなにやら有名所のバンド(と言っても世間的にはマイナーだが)と対バンするらしい。その「有名所」とは、俺や友人が学生の頃にバンド活動に勤しみ、コピーしていたアーティストだ。当時からしたら全く手の届かないような世界にいる人だと思っていたが。

 ライブハウスに到着し、演奏はすでに始まっていたがライブハウス後方にあるバーで入場時にもらったドリンクチケットと酒を交換した。シャンディガフうまい。

 ともあれ学生時代にコピーしてたようなアーティストと対バンっていうのはなかなか感慨深い。俺や友人は大学の頃に同じ軽音楽サークルに所属していて、休日はスタジオでバンド練習をし、大学の講義がある平日はギターを背負って歩く。隙きあらばケースからギターを引っ張り出して練習する。そんな音楽漬けの生活だった。

 しかしそんな俺や彼らにも社会人になるタイミングがおとずれて、ひとり、またひとりと音楽を辞めていき、ゆるやかにモラトリアムは崩壊していった。結局大半の人間は音楽活動を辞めていったのだが、いまだにビシバシと音楽をやっている者も少ないながら、いる。今日はそんな数少ない音楽を辞めてない友人を見に下北沢まで来たのだ。

 演奏は始まっていたがまだ序盤で、それから数曲は聴けた。

 他のバンド等もあらかた見終わり、そのあと夕飯を食べていない事を思い出して、外のとある定食屋に入った。

 定食屋では、生姜焼きが美味かったとか、サラダにかける胡麻ドレがわりとこだわってて良かった、とか感想があるのだがそんなことどうでもよくて、今日は、(友人が)大学の頃コピーしていたバンドと対バン、というのが今日の個人的なホットトピックである。

 所詮他人の事ではあるけれど、それでも昔は遠くに感じていたものが気がつけば近い場所に存在するというのは、地道に歩いてきた結果なんだと思った。