Experimental

限りなくメモ帳に近い何か

With sound

live

 今日、友人のライブを見に行った。出演者の彼や彼女らを見るのはもう何度目だろうか。年に1度くらいしか見る機会はないが、3,4回は見た気がする。

 だんだん彼、彼女らは、どんな曲を作り、どんな歌い方をして、どんなクセ(楽器の演奏や発声において)があるのかが分かるようになった。

 以前見た時より、ある人はピアノのリズム感がよくなり、ある人はMCがうまくなり、ある人はとある音域の発生が良くなっていた。

 本人たちは気付いているだろうか。人はゆるやかに変わっていく。

 見ていて楽しかった。

 なんとなく自分が音楽というものに対しての理解が深まっている気がする。僕自身、ギターという楽器をはじめて既に10年以上は経過している。そしてここにきてやっと、ギターという楽器のことや音楽のことが分かり始めてきた感覚がある。そしておそらく長大に広がる深淵に一歩踏み出した程度だという感覚もある。楽しい。理解できることが楽しい。そして音に対する自分なりの理想(あるべき姿)もなんとなく思い浮かぶ。

 やはり人のライブを見ると感化される。自分も頑張ろうと思える。そして現状に対する悔しさも出てくる。

 音楽は大変だけど、その大変さが良いのだろう。

 2020.02.27 LIVE at shimokitazawa

台風、多摩川、引っ越し

20101129 - Lack of Vision

 台風がきた。それもデカイやつ。ハギビスとかいう名前がついていて、日本列島に到達するまえは、カテゴリ5以上だと騒がれていた。日本に上陸するころにはだいぶ勢力が弱まり、カテゴリ3まで落ちていた。しかし台風自体がでかくて降雨量がすごい。家から一番近い方である多摩川は満杯になり、川から海への排水が追い付かない。あとになってみると多摩川含めて、いくつかの河川で決壊があったようだ。カテゴリ5のまま上陸したらどうなっていたのだろうか。想像するだけでおそろしい。

 去年の話になるが、僕は引っ越しをした。多摩川沿いの安アパートから、比較的川から離れた某所へ。今回の台風で僕の以前住んでいたところは冠水したようだった。近場にあった教習所は半分水に浸かっていたらしい。そう友人から目撃情報をきいた。台風が来た日は何事もなく家で過ごしていたが、もし引っ越していなかったとしら、家が浸水し泥に塗れ、自分はどこかの避難所に避難していただろう。被害にあった方には申し訳ないが、引っ越したことで偶然免れた。引っ越して助かった。

 ここ数年、台風が大型化し、降雨量が増大している。もう毎年どこかで洪水が見られる。家を選ぶときは、これからは災害を考慮しなくてはいけない。洪水、地滑り、原発の有無などなど。インフラの管理状態などもできる限り見といた方が良い。これからは人口が減り続け、インフラの維持も難しくなるだろう。

 嫌な時代だ。日本は高度経済成長から一転して、転落し続けている。政治、経済、文化、はどれも後退の一途を辿っている。あらゆるものは基本的には世代が入れ替わらない限り、変化はしないだろう。

 久しぶりにブログを書いた。ただの日記だが、たまに書くと楽しいな。

 それでは。